結論から言えば、まんまTVシリーズの総集編であり、
あくまで第2期を発表するためのプロモーションなのかな、という感じでした。
分かってはいたものの、TVシリーズ13話を2時間弱にする訳ですから、
そりゃもう、ガンガンとぶった切りしてる訳ですよ。
それがもう気になって気になって。(^^;
この作品は、おおまかな流れよりも、その裏まで深読みできる
奥深さがあるだけに、もったいなくて仕方がない。
考えて見たら、TVシリーズは去年の4月~6月に放送されたので、
劇場版を見る殆どの人は、10ヶ月ぶりな訳なんですよね。
そういう人たちは、これを見て、「ああ、こういう話だったな」と、
おおまかな流れを思い出しながら、カットされた部分も思い出すのでしょう。
でもね、私、6日前に見終わったばかりなのよ。www
どこがカットされたのかまで、全部分かる訳よ。(^^;
そういう意味では、TVシリーズをリアルタイムに見ていて、
「とても良い作品だったな」と思ってる人は、見て損はないかと。
それじゃあ、私は劇場版は楽しめなかったのかと言えば、そうでもない。
簡単に言えば、「良い作品は何度見ても良い」ということ。
改めて最初から見て、この作品は本当に名作だなあ、と感じたし、
何より、自分はこの作品が大好きなんだな、とハッキリ分かった。
TVシリーズを見終わった時にも書いたけど、大会前に滝先生が久美子に言った
「あなたの ”できます” という言葉を、私は忘れていませんよ」 という台詞は、
分かってるはずなのに、劇場版でも鳥肌が立った。
やっぱり私は、このシーンが一番好きかも知れない。(^^)
唯一、劇場版ならではだな、と思ったのは、やっぱり音ですね。
楽器の迫力が家のテレビとは全然違う。
当たり前なんだけど、この作品では、音はとても重要な要素。
大会前の再オーディションでの香織先輩と麗奈の対決シーンですが、
麗奈のトランペットの圧倒的な響きと安定感は、鳥肌が立ちましたね。
うちのテレビではここまでの圧倒的な差は感じられなかったですから。(^^;
これこそは、大音量の劇場版で体験する価値はあると思います。
最初に、まんま総集編だと書きましたが、実は2つのシーンだけ違いました。
1つは、サンライズフェスティバルでの演奏シーン。
本編をあれだけバッサバッサと切り捨ててるのに、
このシーンはTVシリーズより遙かに長くなっていました。
TVシリーズでカットされたのか、劇場版で追加されたのかは分かりませんが。
そして2つ目は、最後の大会の演奏シーン。
こちらもしっかりと追加されていましたね。
特に大会での三日月の舞は、大迫力で体が震えました。
TVシリーズの感想で、最後のスタッフロールでのDREAM SOLISTERの
吹奏楽バージョンが素晴らしい、と書きましたが、
劇場版では、更に、TRUEの歌が加わってて、もっと素晴らしかったです。
明らかに吹奏楽に合わせて歌い方を変えてるので、録り直したんでしょうね。
そもそも、私、DREAM SOLISTERという歌、大好きなんですよ。(^^)
普段、アニメなんて殆ど見ない私が、たまたま劇場版の予告を見て、
思い付きで見てみたら、とてつもなく良作で、本当に嬉しい限り。
もう、今から、秋の第2期が楽しみで仕方ありません。(^^)